2010年4月27日火曜日

うたかたbit

Twitter始める前まで、Twitterって何がおもしろいのかわからなかった。
というか、Twitterってそもそもなんなのか、わからなかった。
140文字のミニブログ、つぶやきで繋がるSNS、なんて解説してる記事はしばしばみかけたし、そして「ブログ」も「SNS」もわかる。でもTwitterがなんなのかは、使ってみて、しばらく触れてみるまで、わからなかった。


僕が今一番好きな「Tumblr」も、最初よくわからなかった。使ってみて、しばらく触れてみて、初めてわかった。


TwitterもTumblrも知る前、僕はネットで知り得た情報源についてどこかで説明するときに、こういう言い回しをしていたように思う。

ネットで見た、ネットで見つけた、ブログに書いてあった、ニュース記事にあった、2ちゃんねるに書いてあった…こんな感じだ。

この、ネット、ブログ、ニュース記事、を、今ならTwitter、Tumblrに置き換えることもできるが、そうではない言い方をしている自分に気付いた。

TLで流れてきた、Dashboardに流れてきた、といった表現だ。

TwitterではなくTL、TumblrではなくDashboard、というようにそのサービスの核となるようなViewを示す言葉を使い、そして今までは使うことがなかった「流れてきた」という表現を使うようになった。TLとDashboardはわからない人をおいてけぼりにしている感じで、そういう言い回しを好んで使ってる自分を客観的に見るとちょっと鼻につくし、そこはTwitter/Tumblrとサービス名そのものにしてもいい、というかそうしていることもあるが、やはり「流れてきた」というところは、そのままがいいかなと思う。


なんか、その方がしっくりくる気がする。


あ、でもMLに「流れてきた」、って使うなぁ。なーんだ。

2010年4月12日月曜日

社会人生活何年目かの春の雑記

創造的だとか先進的だとか、20世紀中はちょっとはチヤホヤされていたメーカーに入社してしばらく経った。ずっと同じ部署で仕事してる。部署の名前だけはコロコロ変わるが、やってる仕事の基本はあまり変わらない。

ここ数年は常にコストダウンと効率化、が目標だ。別に革新的手段などない。地道な話。そして効率化を達成したらそのぶん人を切る、人を切る方が先に行われ効率化を達成させる、そんなことの繰り返しで生き抜くシナリオしか組織にはないらしい。


ふと、地方公務員だった両親を思い出した。安定してずっと同じことやってるかと思いきや、数年に一度異動してんだ、あの職業。いやよく考えれば普通だろうけど。清掃課、秘書課、議会なんたら、総務課、緑地課、etc、どれも事務的なことは基本的には通じるんだろうけど、やはりそれぞれ仕事が違うようだ。異動したときの年齢(役職)で同じ課でもやることは違うらしい。

両親ともに地方公務員だったから、家族で食事する機会にも恵まれ(なんせだいたい定時で帰ってくるから)、そして食卓に上る話題は仕事の話=役所の話が多く、いろいろな職場の話は聞いていた。課やその中での係、立場によってほんとにいろいろだ。(あくまで子どもの頃の僕が親の話を聞いてて抱いた印象がベース)

地方公務員さえ数年に一度は異動してジョブローテーション組めてるかのようなことになってるのに、いや本当の組織としての戦略とかは知らないけど、親が数年に一度異動してたのは事実で、それに比べて、民間で、一時は商品だけでなく社内人事システム等までも先進的と言われてたこともあったメーカーにて、マンネリ化しててやることといったら人切りくらいの組織に未だにいるって、どうなんだ自分。(強く脱出したいと願う人は最終的にはどうにか組織を脱出できてはいる、からこそ、「どうなんだ自分」)


親からは昔、公務員には向いてないな、研究開発費が多い企業の研究職が合ってると思う、などと親なりに適正を考えたかのようでいてただの願望ともとれるようなことを言われていた。


父さん、母さん、研究職ではないけれど、それなりの民間企業のエンジニアにはなれましたが、今さら地方公務員になりたいです。と思ったり思わなかったり。すいません思ってないです。


ただできれば人に人として接する人らしさがある職場で人らしさがやどるような仕事をしたいとは思う。別に先進性とか創造性だとか前提条件になくていいんだ。人らしさのあるまともな職場であれば後から必要にかられて、もしくは自発的に発揮するんじゃないだろうか。もともと、そんな先進性だとか創造性だとかを妄信するような人間だったか、最近自分を疑いだしてる。いつからか、会社の(外向け)イメージに染まり過ぎていたというか、社内のできる人に憧れ過ぎていたというか。もとから自分はたいそうな志ももってやいないし。


そんなことに気付いた春。