2008年12月11日木曜日

ラピュタを包むクラウド

最近ちょっと思うところありまして、「クラウド・コンピューティング」って言葉の「雲」をひっぺがして、その上でもう少し先の時代を妄想したいと考えてるのですが、なかなかうまい方法が見つかりません。クラウド。もはや商売用語。クラウド=FF7の主人公でいいですよ、もう。


はい。ふと思いついたのが「天空の城ラピュタ」をメタファに使って、雲をひっぺがせないか、ということ。以下のようにひとつひとつラピュタネタに当てはめていったり。


ラピュタ人だけは飛行石の結晶を作ることができた

飛行石そのものは地中の岩などに広く含有されているが、そのままでは掘り出されて空気に触れた時点で反応を起こし、ただの石になってしまう。かつてラピュタと呼ばれた王国にのみ飛行石を結晶にして、空気中でも反応を起こさない状態にする技術力があったとされる。
飛行石 - Wikipedia


Googleは「情報(データ)」に価値を与えることができた。
例えば今僕が「うんこ うんち 違い」でググって検索結果の3つめをクリックした、という情報は、たいして価値無し。そんな無価値な「データ」をたくさん集めて、(誰かのための)価値あるものの結晶に仕立て上げることができるのはGoogle人。



玉座の間でのシータの言葉

ゴンドアの谷の歌にあるもの。

土に根をおろし、風と共に生きよう
種と共に 冬を越え、鳥と共に春を歌おう


どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの 可愛そうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ!


「こちら側」の人々の生きる世界を離れたところでうだうだやろうとしても、そう長くは続かない。
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 クラウド!クラウド!
 ⊂彡
なんて盛り上がっても、ようわからんインフラもどき=雲のかたまり作り上げちゃって、中にラピュタがない竜の巣みたいな。技術ドリヴンで起こりそうな事態。もっと人間の生の活動をみつめ、そこに根ざした技術の使い道でなければ意味がない。そしてそれにより未来(=子どもたち)に光をもたらそう。



作品全体と整合とれるように、いろいろ当てはめるのは無理ぽ(あきらめ早め)。以下、思考の切れ端。


竜の巣はラピュタを包むカムフラージュの雲。
→皆が欲するものは、雲そのものじゃなくて、中のラピュタ。

ラピュタの表層の財宝に群がる軍人。
→コンテンツそのものこそが価値がある派。「著作権は永遠に不滅です」。

シータの飛行石。
→Googleアカウント。

バルス。
→ぼくはGoogleのアカウントをもう使いません宣言。

木の根がラピュタ中枢まで浸食している件。
→ラピュタの存在は「本質存在」的だと捉えたときの、現実存在的な役割が木(の根)。

オープニングでの、たくさんの天空の島が浮かんでいる絵とそれらが墜ちた絵。
→クラウドに惑わされた人たちの成れの果て。



余計に曇って参りました。
おまじないしときましょう。

(´・ω・)リテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール

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