2009年4月14日火曜日

若者は未来の中年です

若者をターゲットに、って言葉が最近どうもピンと来ないのです。

「若者じゃなくなったからじゃねーの?」
『わしの17歳は108年目まであるぞ』

「ターゲット」って狙い撃つわけですよねってどこぞのガンダムマイスターですかあなたは。
若者に愛されるなんて表現もなんか気に入らない。愛って。ラブされちゃってるんだよってどこの紫SHIKIBUですかあなたは。


はい。

あ、言い忘れました。ピンと来ないっていうのは、僕がちょくちょく取り上げる国内AV/ITメーカー系がたまに言う「若者をターゲットに」ということについて、です。


いきなり僕なりの回答を書くと「若者が投資する対象であり続ける」ってのが、固めの言い方かもしれないけど、しっくりきますね。彼らは彼ら自身が上質の経験をするために、そしてその経験をベースに将来活躍する自分のために、自己の資産を「未来の自己を形成する経験」へ投資してる、ようであって欲しいというのは非若者のエゴではありますが、まあでもそうあって欲しい。


視点を社会性ある高さまであげて、時間感覚も社会の動きを観測できるところまで拡げてみれば、若者ターゲットの商品を考えるということは、未来の中年を考えること。社会の中核で働くいい時期の社会人にどうあって欲しいかを考えること。中年社会人たちの活躍の様子を思い描き、それにより世の中がどうなっていくか、どうなっていって欲しいか、むしろどうしたいか、を考えること。
そして、100%その通りになるわけもないという「許容」「(イノベーションのための)余白」も考えること…みたいなことじゃないかなー。


そのうえで、今、今まさに「若者」なナウなヤングがハイなクオリティのエクスペリエンスをゲットするためのプロダクトをシンクするってことを「若者をターゲットにした商品を」ってフレーズに込めてんならいいんだけれども。はて。

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